| 【人】 |
| トゥモローランドに入って幸せになれる人。それが求める人物像です。 成績の良さや資格の数などといったスキルを求めるのではなく、 この会社で、喜びや苦労、感動といったものを共にしながら、いっしょに成長できるかどうか。 それがもっとも重要だと考えています。 |
取締役人事総務部長 笹本 薫 |
| 生意気で鼻っ柱が強くて、失敗を恐れない。 商品を買いつけてきたら半分以上残すようなやつが、 この会社を変えてくれるような気がします。 トゥモローランドは、創業から30年が経ちました。このページをご覧になっている学生さんより長い年月を過ごしてきたわけですが、皆さんがそうであったように、少しずつ大切なものを見つけ、育ってきた会社です。グローバル化、円高不況、バブル景気とその崩壊、ITバブル、金融バブル、崩壊。そんな激動の時代の中、組織や管理という言葉とは縁遠いところで、本質とは何かを自分たちで純粋に考え、責任を感じ、判断し、追求し、さまざまな経験を重ねてきたからこそ、ここまでやってこれたんだと思います。 失敗は多くのことを教えてくれます。商品を買いつけてきたら半分以上も在庫が残ったとか、これはイケると思って企画した商品がぜんぜん売れなかったとか、そんな話はザラにあります。かく言う私も同期の中では最も失敗した人間でした。生意気でも、自分の感性を信じて周囲を巻き込みながら突き進めるような人。そんな人が、これからも、トゥモローランドには必要だと思っています。 のびのびと育つ環境があれば、人は変わっていきます。 就職活動でも会社に入ってからも、 飾らず素直に自分を表現してほしい。 面接会場にTシャツ、短パンとサンダルで来た学生がいます。緊張のあまりずっと泣いていた人や高校の頃に学校にもいかず釣りばかりやっていたという人もいました。他の会社では採用されない人たちかもしれませんが、うちでは採用でした。自分の思いを表現したりする方法は人それぞれ。今がダメだから将来もダメだとか、優秀なやつは将来有望だとか、決めたくないのです。自分を素直に伝えることができるかどうか。だからありのままの自分を見せてほしい。会社が変わっていく中で人も変わっていきます。大事なのは、人がのびのびと育っていく環境を用意できるかどうかです。 1年に1度、社内の人あてに自由に手紙を書くという自己申告制度があります。折に触れて社内公募もします。制度を利用しなくても、ひとりひとりの「人」を見る風土がある会社ですから、チャンスはそこらじゅうに転がっています。以前、2年めの男性社員が「新しいブランドをつくりたい」と社長に手紙を書いてきました。それが『Edition』のスタートでした。 音楽でもスポーツでも、時代の流れにもまれて 新しい人が生まれてきます。色気のある社員に対しては、 歯止めをかけるつもりはありません。 たとえば、将来はパリに行ってアクセサリーやバッグを扱うショップをやってみたいと本気で考えている人が現れてもいい。遊び心がある大人が集まるようなバーやカフェをつくりたいという人がいてもいいでしょう。尖った人が来るような会社にするなら、尖った商品が並ぶショップをつくればいい。何かをやりたい意志を実現したい人が来るような会社にするなら、前例をつくるのが一番です。何か新しいことを実現したいという色気をもった人がどんどん現われればいいと思います。ファッションの世界でも音楽の世界でも、スポーツの世界でも、時代の流れに揉まれて新しい人たちが生まれてくるわけですから。本人の意志が明確で、実際に行動を起こす勇気があれば、あとは経営側の問題です。独立させてショップを任せることもあるでしょうし、トゥモローランドの仕事と兼務することも考えられます。販売でも企画でも、何かを成し遂げたいと強烈に思っている『色気のある』学生に出会いたいと思います。 流れに乗るというのは、ある意味容易。 時代の流れを見つめながら、いかに個性を発揮するか。 難しいけど大切なことだと思います。 今、トゥモローランドは、外から見れば成功した会社であるかのように映ると思います。でも今までがそうであったように、これからも決して穏やかな時を過ごしていくわけではありません。自分たちの判断を信じて今まで突き進んできたように、これからも、成功や称賛、地位、既成の概念などにとらわれることなく、常に本質を見つめ、形にし、提供していくことにこだわっていきたいと思います。 時代の流れに乗って成功していくことは、ある意味容易なことです。時代という大きな流れの中で、原点に立ち返って本質を見つめ、思考し行動することほど勇気を要するものはありません。だとしたら敢えて時代の流れに乗らない、困難な道を選ぶ人、新しい流れをつくろうとする人と一緒に働きたい。そこに拓かれる道にこそ、そこを歩く人にとって意味がある。そう私たちは思います。その方が、きっと中身が豊かになれるから。常に『ものづくり』の原点を忘れることなく生きていきたいのです。 時代に流されることなく連綿と続けていくこだわりは、 会社のDNAになり、会社の文化を形成し、 明らかにこれからの会社のすべての活動の礎になります。 90年代初頭にいわゆる不動産バブルがはじけ、今また金融バブルが崩壊しています。厳しい時代は生きる者を選びます。それが自然の摂理でしょう。多くの同業他社が経営を縮小していく中、そういう厳しい時代の中で、ファッションはもちろん、映画やクラシック・カーレース(ミッレ・ミリア)への協賛を決めたり、会社の指針になるような新しいコンセプトのお店をつくったり、自社の音楽レーベル"TOMORROWLAND Records"をスタートさせたり、新しいプロジェクトもいくつか立ち上げようとしています。売れるものだけを求めず自分たちがつくりたいもの、やりたいことにこだわり続けてきました。不景気な時代に、世の中の流れの常識とはかけはなれたことをやっていたのかもしれません。トゥモローランドらしいと思ったことは積極的にやる。躊躇なくこだわり続ける。それがトゥモローランドのDNAになっていきます。過去の積み重ねが文化になっていくと思うし、今までの活動が、明らかに今の会社の礎になっているのだと思います。 もっと会社を大きくしたり株式を公開したりしないんですか。 そんな質問を学生の皆さんからよく受けます。 今やるべきことは違うことのような気がします。 いまはトゥモローランドらしさを確立することと、社員たちがわくわくしながら働けることが重要だと考えています。皆さんは思うでしょう。会社って、売上を上げて利益を上げたいものじゃないか、と。もちろん会社をやっている以上、利益は大事です。が、『大企業』や『上場企業』が私たちの目標ではありません。上場することによって株主から資金を得て、なにかに投資してさらに利益を追求し、株主にその利益を還元する。単純に考えれば、株式を上場するということはそういうことでしょう。でも、それ自体、時代に流されていくことにならないか。売上や利益のために『売れる商品』をつくりつづける会社が、ほんとうに社員にとって幸せなのか。株主のためのものづくりは、夢を追い続ける私たちにとっては本末転倒なのです。誰のための会社なのでしょう。やった結果、得られるものが、喜びや楽しさや充実感や感動といったものではなく、利益だけだとしたら、トゥモローランドらしくないと思うのです。 『好き』を基準に会社を選んでもいいのではないか。 好きなことができる会社、自分という個性を発揮できる会社。 そういう観点で就職活動をしてほしいと思います。 トゥモローランドは規模的にはずいぶん大きくなりました。私が入社したころの社員数23名からは想像もしなかったほどになりました。でも会社を選ぶ基準は、あの頃も今もそんなに違いはないと思います。私個人の話をしましょう。私がこの会社を選んだ理由は、トゥモローランドのつくるものが純粋に好きだったから。本当にその一点。何かひとつでも強い思いを持っていれば、自然と自分から行動を起こしていくようになります。 思いどおりの人生を歩めるひとは少ない。でも思った以上の人生を歩んでいる人は意外と多いそうです。それは『好き』を大切に、いろいろな選択ををしていけば、そこには同じような志向をもった人たちとの予期せぬ出会いがあって、そこでまた新たな目標が見つかるからではないでしょうか?一度の人生なんだから、単純に、純粋に、働くことを楽しめる場所を探そうよ、と思うわけです。好きなことほど長続きするんじゃないか。大変だと思ってもそこから得るものには意味があるんじゃないか。そう思うわけです。 トゥモローランドには個人の売上目標も業務マニュアル もありません。トゥモローランドのDNAは 人から人に伝えていくものなのです。 アパレル会社はブランドごとの縦割り組織で運営されることが多いでしょう。一方、トゥモローランドは、ボールジィやマカフィーといった違うブランドでも、表現はトゥモローランドというひとつのもの。トゥモローランドとしてのショップを担うためにそれぞれのブランドが存在し、スタッフたちも、自分が担当するブランドのことだけではなく、お店全体や会社のことを考えてコミュニケーションを図っていきます。分業特化して専門的になれば仕事は効率化されますけど、視野は狭くなっていきます。ファッションの仕事をしている者にとって、それは決していいことではないと思うのです。 トゥモローランドには業務マニュアルや販売マニュアル、売上ノルマというものがありません。私はそれでいいと思っています。こだわり続けてきたこと自体がトゥモローランドのいわばDNAになっています。そして会社のDNAというものは、紙にまとめて伝えていくものではなくて、人から人へと伝えていくものだと思うのです。 決めつけは実現しないことの方が多い。 目標は、その人の能力、責任の大きさとともに変わります。 だとしたら、必要なのは成長意欲ではないでしょうか。 世の中の会社は「目標を持て」と言います。目標を与える側にとっては都合のいい言葉です。会社ですから、もちろん経営計画や目標というものはありますけど、皆さんにとっての目標という観点で言えば、『目標はその人の成長とともにかわっていく』ものだとも思います。あくまでも目標をもつ人がベースです。だから何年後にこうなるという類いの決めつけもどうかと思います。これからの日本は、バブル期のような旧来の"発展"という言葉が似合わない時代になっていくと思います。今まで常識だと思っていたことが通用しない世の中になっていくかもしれません。時代が常に変わっているのに、設定した目標に固執する必要もありません。会社の目標(ゴール)をあえて言えば『社員の幸せ』。だから終わりはありません。私たちのこだわりや考え、活動を通じてひとつの世界ができていって、その中で働く人たちの気持ちをパワーにしていくことができればいいと思います。ここで活動する人にとっては、成長したいという意欲が、まずは大切なのではないでしょうか。 これから入る人たちといっしょに トゥモローランドをつくっていきたい。 既成の概念や常識にとらわれることなく。 ちょっと投資をすれば大きな利益を得ることができる。経済の仕組みは、お金がお金自体を生み出すまでに発展してしまいました。でもそれは一時の華やかさだけの切り花のように枯れてしまうものでした。私たちは、風雨に晒されながらも大地に深く根を張って自然の光を浴び、凛と咲く花でありたい。そう願っています。私たちの理想は、私たちが求め思い描いた世界を実現して、その中で充足感を得る。そういう世界をつくり続けることだと思っています。そして少しでも多くの人とその世界を分かち合うことだと思っています。私たちの活動には多くの個性が関わりますから、机上の理論のとおりにはいきません。いろいろな人が関与しますし、関与すればするほど複雑で大変になりますが、そういう共同作業が楽しいというような会社にできればいいと思います。利益をあげて社員に還元できる仕組みも、やったことで満足を得る仕組みづくりも重要です。これから入ってくる若い人たちと、そういう会社を一緒につくっていきたいのです。 仕事とは厳しくて辛いものです。 でもそれがやりたいことなら、成し遂げた時の喜びは 何ものにもかえ難いと思います。 たとえそれが仕事でも、本音で本気で本質を追求するなら涙はつきものです。失敗を恐れたり功を急ぐあまり変なバランス感覚を身につけたり、本当は大事なものを見過ごしたり、無駄だと思うことはやらなくなったり。でも無駄は文化を生んできました。世の中は皆さんが想像する以上のスピードで動いています。そして世の中は皆さんが想像する以上に広くておもしろい。大きな世界を見ようとすると小さな物事を見過ごします。小さな物事の積み重ねで大きな世界ができていると思えば、些細なことからも学ぶことはたくさんあるはずです。ひとりの力では到底できそうもないことを多くの同士の力を合わせて成し遂げる。それが会社です。大きなことを成し遂げたときの喜びは、何ごとにもかえ難い。常に原点をみつめながらこだわりを持ちつづけて商品を開発し提供する。トゥモローランドに入って幸せになる人を採用し、採用した人たちと共にそんな会社をつくり続けていたい。継続は力なり。いま、この言葉を痛切に感じています。 トゥモローランドは大きな会社ではありません。 でも、変革期にある今だかたこそ、 入社する意味も大きいと思っています。 トゥモローランドは決して大きな会社ではありません。上場も目指していませんし、続々と出店していくことも考えていません。売れる商品の上にあぐらをかくほど人材に余裕もありません。大きな会社、安定している会社というイメージは捨ててください。今、会社は30周年を機に『Re Design 30』という全社的なプロジェクトを進めています。最優先テーマは従業員満足。そのための業務改善も、佐々木社長がリーダーになって始まっています。仕事に対するこだわりをそこなわず、今までの古い慣習や不要な業務を大幅に削減し、もっと創意工夫できる環境をつくっていくつもりです。今の若い人たちは適応力があって優秀だと心から感じます。そんな人たちをしっかり受けとめる会社にしたい。失敗を恐れず思う存分仕事ができる会社にしたい。失敗から学ぶ経験は貴重です。それを受け止める器を持つことが、人を育てることに対する本気さだと思っています。皆さんはとてもいい時期に入社することになります。一緒に会社をつくっていきましょう。 |
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