from Press コラム

2007.07.12
Creative People
PITTI会期中は毎晩バールでは、世界中のバイヤーやデザイナーたちがさまざまな意見や情報を交換し合い盛り上がります。
最近はこの「Colle Bereto」や「Roberto Cavalli」のカフェなどが人気。Colle bereto...piazza strozzi 5/r 
フィレンツエの中心地、リナシェンテ前の通りでは、必ず若手アーティストが道路に座って絵を書いているシーンに出会えます。
もう十年以上の付き合いになる“PMG”のオーナーPrimo、“ORIAN”社長Federico。そして“GTA”社長。
自分の道をクリエイトしてきた人生の先輩たちです。
ALESSANDEO DARIとは3年前に知り合いました。
彼の作品をショップで販売したのは世界でトゥモローランド 渋谷店だけです。
フィレンツエ市内でも最も古いエリアのひとつでもある『Piazza de Mozzi』。
13世紀のままの佇まいを残す街並みは圧巻です。
PITTI会場でのDANIEL&Bob社長Andrea。
この日は最終日。展示会の結果が良かったのか朝からシャンパンでグッドモーニング。来期はエンボス加工をもうひとつ進化させた革が打ち出しになるようです。皆さんお楽しみに。
レザーグッズのオーダーでジェノヴァへ。
社長のGiorgioは本当に物作りが好きな真面目な人間。エルメスのイタリアブランチのスタッフから「君の商品はエルメスに通じる物がある」と言われ8人の職人と始めたブランドです。
「via garibaldi 12」僕が見てきた中では5本の指に入る素晴らしいコンセプチュアルセレクトショップです。
『MONOCLE』のTyler Teamとトゥモローランドメンズ企画Team。ミラノのパークハイアットでアペリティフを楽しみながらコラボレーションの話しなどに花が咲きました。この日は、パリから我々のブランド「ギャルリー・ヴィー」とコラボしているJEAN PAUL KNOTTも参加。
皆さん初めまして、トゥモローランドのクリエイティブ ディレクターの佐々木です。今回からfrom PRESSに参加させてもらうことになりました。

さて今回は先月のイタリア出張から、「クリエイティブなひとびと」をテーマにお話をしたいと思います。
自分のタイトルにクリエイティブ ディレクターと言うのが付いてからいつも考えているのは“クリエイティブってどんな事だろう”.....ということです。
デザインをすること、形に作り上げること、これは当然クリエイティブなことだと思います。しかし、世の中や会社の新しい仕組みを作ること、そんな事もとてもクリエイティブなことではないでしょうか。孤高のアーティストから企業の経営者まで、いろいろな場面でクリエイティビティは興っているのだと思います。

毎年6月にフィレンツエで開かれるメンズの展示会『PITTI UOMO』。
久々の出張でしたが、僕を迎えてくれる街は以前と変わらず微笑んでいました。ルネッサンスの匂いのする街角や道路では、絵を一心不乱に描く未来のアーティスト、バールではアートやファッションの話題で盛り上がるひとびと、この空気がいつも僕をインスパイアします。
イタリアは日本人が少し忘れかけている、「仕事を楽しむこと」「人とのつながりを大切にすること」などが再確認できる国だと思います。十年以上付き合いのある社長やオーナー。初めて会った若いデザイナー。出会う人全員が前向きで何かを生み出そうとしているのが肌で感じられ、それが自分にも伝染するのがわかります。

『ALESSANDRO DARI』
フィレンツェ市内で最も古いエリアのひとつでもある『Piazza de Mozzi』。このエリアにアトリエとギャラリーを構える『ALESSANDRO DARI』。彼は独学で彫金を学び、自分で機械を改造し、作り上げた作品を「二度と同じ物は作らない」と言います。ローマ法王にも作品を献上したこともある正真正銘の孤高のアーティストで、作品は売ってはくれますが、お互いの価値観が合わないと販売しないと言う独自のスタンスを貫いています。アトリエには凛とした空気が流れています。このようなアーティストと話す場合は本当に緊張する...と言うのが本音です。ぜひ彼の作品を見てください。www.alessandrodari.com 

『via garibaldi 12』
イタリアの懐の深さにはいつも驚かされます。今まで見たことのないようなお店に遭遇することがあるのですが、3年前に見つけた『via garibaldi 12』はかなりのインパクトでした。今回も商談で伺ったのですが、あらためてその凄さを再確認。16世紀に出来た宮殿をそのままショップにしていて、日本ではできない品揃えが見られます。
バイヤーは60歳を過ぎたであろうご夫婦。そのセンスは脱帽ものです。さらにファミリーで運営しているのです。クラシックな物とコンテンポラリーな物の融合、そしてファミリービジネス。まさにイタリアの典型的な姿がここにはあります。www.viagaribaldi12.com

『MONOCLE』
海外では普段なかなか会えない人々と会える機会にあります。今回ミラノでお会いしたのがTyler Brule。彼は雑誌『Wallpaper*』を立ち上げた人物で、現在『MONOCLE』というワールドワイドな新雑誌をスタートさせ世界各地を精力的に廻っている、いわゆるジェットセッター。彼らの情報力、スピード感は素晴らしく、現代のオピニオンリーダー的位置を走っている印象。
そして彼が注目している国のひとつに日本があります。文化、ファッションなどその視点は多岐に渡りますが、彼がトゥモローランドの物作りに興味を持ってくれていることがとても嬉しく、僕らも世界レベルの視線で頑張らねばと思わされてしまいます。www.monocle.com


海外に出ると日本の良さが見えてきます。20世紀の文明偏重社会から現在の文化・伝統と文明の融合社会へ.....その中で新しいクリエイティビティが生まれてくる、そんな気配を日本に感じませんか?

8月にはニューヨークへ行ってきます。また皆さんにご報告できる機会があるといいですね。