2020.05.18 / FOCUS

Side B - the essence of tomorrowland -
Chapter.1
「Visiting Old / Learn New」

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Side B - the essence of tomorrowland -



すべての物事には多角的な側面があります。
それはコインの裏表のように、不可分な関係性を持っているもの。
分かりやすい部分をA面とするなら、深堀りしたり、一見すると見過ごしてしまいがちなのがB面。
本項ではそんな「Side B」にフォーカスしていきます。


Visiting Old / Learn New



故きを温ねて新しきを知る。
それは昔のことを研究して、そこから新しい知識や道理を見つけ出すこと。
トゥモローランドスタッフによる温故知新を語ってもらいました。







Vol.5

「TOMORROWLAND PANTS」





nakamura_.jpg 中村謙一
TOMORROWLAND 渋谷本店マネージャー

新宿伊勢丹メンズ店 店長、ルミネ立川店 店長、SUPER A MARKET オープニング店長を経て現職に。趣味の音楽からファッションルーツを辿り、トゥモローランドの洒落者として多くのお客様から支持を集めている。

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「コーディネートを左右するパンツ選び」



女性と異なりメンズ衣料だと基本的にボトムスはパンツ一択です。裾の長さやシルエットにバリエーションがあるとはいえ、種類で括ると実にシンプル。それゆえに私自身もスタイルを考える時に入口になることが多い気がします。トップスや靴に何を持ってくるのか、素材感や色味をどうしようかと考える際にも軸となるパンツからスタートすると全体感が見えやすいですね。やはり実用性に伴って進化してきたのがメンズファッションの歴史とも言えますが、装うという意味で個々のアイテムを組み合わすには、ある程度の指針めいたものがあるとイメージを作りやすくなると思います。



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「ファッションの入り口はカウンターカルチャーから」


私がファッションに対して興味を持つようになったのは、トレンドがどうとかデザイナーが誰でとかいうルートではありませんでした。音楽やアート、映画などを通しての時代背景だったり、文化の系譜がどのように変遷していったのかを複合的に捉えた時に合点がいくというか...。好きなカルチャーを深堀りしていく際に、そこに関わっている人々のスタイルに共鳴し憧れるうちに傾倒していった形ですね。学生時代から25歳くらいまで、ヨーロッパやアジアの20ヶ国ほどを放浪し、そこで見聞した経験があるからかも知れません。メインストリームで台頭するカルチャームーブメントがマスにまで拡大していくと、必ずそれに抗うカウンターカルチャーが生まれます。私はそこの熱量やバックグランドにシンパシーを感じますね。ミッド90'sを代表するグランジもセルアウト寄りだったポピュラーミュージックに対するアンチテーゼを下敷きにしていますし、その後のオルタナティブロック隆盛の礎になったのは記憶に新しいところでしょう。もちろん、見た目から入ってもいいとは思いますが、そこに至るまでの流れを知っておくと更に奥深くハマれて有意義な気がします。

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「モノ選びにバックボーンは大事」


プレスの川辺も先んじて言っていましたが、アンビバレンスな関係性がメインストリームとカウンターカルチャーには存在する部分があると捉えています。ファッションにおいてもヒッピームーブメントを通してドレス衣料の歴史を紐解いてみたり、クラシコイタリアの盛り上がりはブリティッシュトラディショナルなスーツ文化に当てたモダンさだったり...。ユニフォーム的で実直なスタイルが一定まで確立すると、砕いた気楽さだったり女性にモテたいだったりという願望がカウンターになっていきます。トレンドは繰り返すとよく言われますが、メインとカウンターのバランスや揺り返しが断続的に繰り広げられてきた証左だという解釈もできます。文化を担ってきたミュージシャンやアーティスト達のスタイルが眩しく見えるのは、連綿と続く歴史の中で存在感を示す何かを生み出し、発展させたからともいえるのではないでしょうか。

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「ディテールやシルエットには理由がある」



男性のパンツ選びって「気に入ったらリピート」の方が多いと感じます。しっくり来るものは素材違いなどで複数お持ちの方も少なくないですが、逆に言うと食わず嫌いも散見されている気がしていてもったいない。冒頭でも少し触れた通りコーディネートにおけるボトムスの選択肢が少ない分、様々なパンツを試してみると想像以上にスタイルの幅が広がりますよ。最近ですとワイドでタックの入った人気のテーパードパンツはまず間違いのないチョイスになっていますが、もちろんそれ以外にもバリエーションは取り揃えています。オンラインストアなどをお家時間の中でご覧になっていただき、脳内スタイリングを楽しんでもらえたら幸いです。改めて考えてみると、トゥモローランドという会社は多用な価値観を許容しながらも、ファッションにおける共通言語みたいなものが似通ったメンバーが多いです。「ビバップ全盛期のパンツの太さ」みたいな抽象的な単語でも想起するイメージ像にブレが少ないですね。文化や歴史へのリスペクトがモノづくりにナチュラルに反映され過ぎていて言葉足らずの部分も否めませんが、細部や形がなぜそうなったのかに対する思いは強く内包されています。また、安全で自由に行動できる時が来た際には、お客さまには店頭でぜひスタッフとカルチャーやコーディネートなども含めたファッションの話を楽しんでいただきたいですね。


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PANTS
¥29,000(+tax)

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PANTS
¥26,000(+tax)

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PANTS
¥23,000(+tax)




その他、〈TOMORROWLAND〉のパンツは以下よりご覧いただけます。



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