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Shop Column

2012.11.06

トゥモローランド 銀座店

Culture KNIT

「和洋折衷」(わようせっちゅう)
日本風と西洋風とをほどよく取り合わせて用いることの意。

明治時代。
西洋の「洋服」という文化が到来してから長い年月が経ち、日本のファッションシーンも大きく変化してきました。
さまざまな国や文化の中から、そしてもちろん日本の文化の中から、自分に似合うもの・好きなものを融合し、自分たちのスタイルを確立してきたような気がします。

いくつもの異なった文化のよいところをとり合わせて、ひとつにまとめ上げる。
世界のファッションピープルは、日本人のことを、そう評価するようです。
確かに、めまぐるしく移り変わるトレンドの中で様々な国の様々なブランドに出会いますが、その中で私たち日本人は、たくさんの洋服の中から取捨選択し、自分に似合う洋服・好きな洋服を自然と選んできたのかもしれません。

さて今回は、ニット特集。
3つの国、ブランドのニットをご紹介したいと思います。

イギリス〈JOHN SMEDLEY〉
イタリア〈Cruciani〉
そして私たち〈TOMORROWLAND tricot〉

皆さんが好きなニットは、どの国のどんなブランドでしょうか。


JOHN SMEDLEY
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イギリスの老舗。
1784年にジョン・スメドレーと共同経営者ピーター・ナイチンゲール(かの有名なフローレンス・ナイチンゲールの叔父です!)が創立した、英国を代表するブランド。
ニュージーランドメリノウールや、シーアイランドコットンを中心とした最高級の素材を使用し、ひと編みごと、熟練した職人による手作業で縫合されています。
地元の天然水を使用するなど、何段階にもわたる独特の技術と製法を創業当時から伝承してきました。

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欠点のないきれいな継ぎ目。
薄手なのにコシのある、ドライな生地。
網目がギュッとつまって、しなやかな光沢感があります。

イギリスという土地柄、国民性でしょうか。
建築物や美術など、古き良きものを後世に残すというイギリス文化が伝わってきます。
私自身もこのウールニットを3年以上愛用しており、欠かせないワードローブのひとつです。

〈JOHN SMEDLEY〉の良さは、色づかいにもあります。
派手すぎず、地味すぎず、落ち着いたデザインとマッチした色が使用されているところも魅力のひとつです。
ベーシックな色づかいとデザインだからこそ、創業から2世紀たった現代でも世界中のさまざまな人々に愛されているのではないのでしょうか。

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Cruciani
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イタリアを代表するニットブランド。
1966年ペルージャで創業された〈Maglital〉の生み出す、モダンで洗練されたニットコレクション。
毎シーズン〈Cruciani〉のコレクションには驚かされます。
紡績、染色、縫製のすべてを自社内で行う〈Cruciani〉は新しい素材の開発に非常に積極的で、コットンに様々な加工を施したもの、プリントによって柄を編みこんだような見え方をさせたもの、内モンゴル産のトップクオリティカシミヤをすべてハンドメイドで編んだ贅沢なものなど、様々なシリーズを作ることができる、非常にテクニカルなニットブランドです。

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抜群の着心地。
シルエットはタイト&フィットが基本です。
海外のニットブランドは樽型のデザインが主流で、ネックのフィットもあまく、身頃もゆるく感じることが多いですよね。

しかし〈Cruciani〉のプロポーションは、肩からアームホールが小さめにデザインされており、体のラインにぴったりフィットします。
1枚で着た時はもちろんですが、ジャケットを羽織った時のインナーとしてコーディネートする際にもしっかりと体についてくる感覚で、動きを制限しません。

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〈Cruciani〉のデザインチームは非常に細かなカラーバランスの追求や、最高のクオリティと常に新しい素材・デザインのインスピレーションを求めて世界中を駆け回っているそうです。
決して奇抜ではなく、なおかつクラシック過ぎない、モダンなフィーリングを持っているように感じます。

イタリアはラテンの血。
エレガントな華やかさや生地から出る色気は、イタリアメイドだからこそ表れるものだと感じます。
気質として、きっと「買った時に最高のモチベーションに持っていく服」という考え方が強くあるのではないでしょうか。
新たなコレクションを手にしたときの驚きと感動は、何ものにも代えがたいですよね。


TOMORROWLAND tricot
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既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、トゥモローランドはニットメーカーからスタートし、〈TOMORROWLAND tricot〉ネームで毎シーズン様々な定番アイテムを展開しています。

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こだわりが「らしさ」をつくる。
気に入ったものがなければ糸から作ってしまいます。
素材、そしてその糸に合う色、立体的なパターン、ニッティングの方法、それを編む工場など、すべてにトゥモローランドが培ってきた"らしさ"が表現されているように思います。

どんなブランドにも共通しますが、長い間積み重ねてきた知識と技術があるからこそ、より良いものづくりを、より良い道筋で作ることができるのではないでしょうか。

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ハイゲージニットは特にごまかしがききません。
編地がとても細かく、目面が綺麗に整っているところがニッティングの技術が高いことを証明しています。

日本のブランドだからこそ、日本人のサイズ感を熟知し、日本人に合った素材・パターンをおこすことができるので、世代を問わず着ていただけるのはないでしょうか。

また、ラグジュアリーなカシミヤの素材感は着るシーンを選ばず、どんなスタイルにも受け入れられるように思います。

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その国の文化が感じられるニット。
どのブランドも個性があり、伝統の技が生きています。

あなたに合ったお気に入りの1枚を、ぜひ探しにいらしてください。
皆さまのご来店・お問い合わせを心よりお待ちしております。

John Smedley Official Site
Cruciani Official Site

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