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Staff Column

2013.09.26

Paraboot

〈Paraboot〉の久々の別注は、クラシックなブラックグレインレザーにナチュラルカラーのウェルトで軽さを出したモダンな顔つきの2モデル。
別注の対象になったのは〈Paraboot〉の中でも絶対的定番であり、往年の名作でもある「Chambord」と「William」です。

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今回別注のイメージとして挙がったのは、その昔〈John Lobb〉にあったコテージライン。
世界でもトップクラスの高級靴として名を馳せていた同ブランドの中での異色のカジュアルラインです。
惜しまれつつも数年前に廃番となったこちらのコテージラインですが、熱心なファンの中では今でも復活の声が多いラインです。
そんなコテージラインを手掛けていたのが、同じくフランスブランドの〈Heschung〉であり、〈Paraboot〉でした。
今回の別注に関してはそうした思いを込めて、フランスならではのエレガントなカジュアル感を意識した内容になっています。

〈Paraboot〉と言えば、世界のシューズメーカーの中でも有数の自社でソールを作ることができるメーカーのひとつです。
余談ですが、某シューズメーカーの方はこちらも某有名フランスシューズのソールをわざわざ〈Paraboot〉のソール(通称パラソール)に替えていました。
それほどクオリティが高く、僕が何足か持っている〈Paraboot〉は10年目にしてようやくソール交換をしたくらい、摩耗性は高いです。

実際、レザーシューズでありながらラバーソールと言うのは、デイリーに履ける革靴でありながらある程度の公な場でも堪えられ、かつ雨や悪天候にも強い、と何とも塩梅の良いシューズです。

アッパーに使われている革は誰もが知っているタンナーのものではなくローカルのものを使い(とは言え氾濫している劣悪レザーとは比べものにならないほど上質ですが)、ノルウェージャンウェルトの太番手ステッチとも相まって独特のラフさがありますが、まさにこの「所詮はカジュアル靴」と言った趣こそが〈Paraboot〉の一番の魅力だと思います。

そこにフランスらしい潜在的なエレガンスが備わり、それが〈Paraboot〉を唯一無二の存在にしているのではないでしょうか。

個人的には数あるカジュアルレザーシューズの中でも着用頻度が高く、もちろんスタイリングとの相性もありますが、先述したような理由や履きまわしがきくという点でも、海外出張についつい持って行ってしまうアイテムにもなっています。

そう言えば、初めて手に入れたちゃんとした革靴は、横浜の某有名セレクトショップで買った〈Paraboot〉でした。
あれから10年以上経ち、こうして別注をさせていただいているというのも不思議な縁でもあり、ありがたいお話です...。

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Chambord/66-01-34-01037/¥58,800


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William/66-01-34-01055/¥63,000

ぜひとも店頭でお手に取ってご覧ください!

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