2021.09.03 / FOCUS

THE CHOICE

for women

TOMORROWLANDのいいもの、
オススメしたいものをご紹介。

September 3 Fri.

ORMAIE SPECIAL INTERVIEW

トゥモローランド 渋谷本店、京都BAL店にて
9月2日(木)から日本初上陸ブランド、〈ORMAIE〉のポップアップを開催いたします。
今回、TOMORROWLANDのためだけのスペシャルシューティングとインタビューが実現。
沢山の思い出と経験、ご自身を香水の道に導いた場所、ファウンダー Batisteの祖父母のご自宅で、ご自身の話はもちろん香水とファッションとの関係性まで、お話しを伺いました。






ORMAIE ファウンダー
Marie-LiseJonak&Baptiste Bouygues

バティスト・ブイグはタイ生まれ、フランスの田舎育ち。
祖父が木彫刻をするのを見て、もの作りへの愛を育みました。
常にクラフトマンシップとアートに夢中。
ベテランのフレグランスコンサルタントである母マリー=リーズは〈ORMAIE〉の共同創設者。

@ormaieparis
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INTERVIEW

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-〈ORMAIE〉を創設した理由をお聞かせください


私は常にノウハウに情熱を持っています。私の祖父は夜になると木彫刻をしていました、そして私はそれを何時間も見ていました。 そういう意味では、私は自分の"maison"を創りたいのだということをわかっていました。 すべての中心にクリエイティビティとノウハウがあるmaison。 〈ORMAIE〉にとって、本当に重要なことは感情を生み出そうとすることです。 クリエイティビティと、私たちが用いる素晴らしい天然原料には一切の妥協を許しません。 私は常にフレグランスに囲まれていました。家族のほとんどはフレグランスにまつわる仕事をしていたからです。家にはいつも素晴らしい原料があり、常に新しいものを嗅ぐことができました。 私の母はフレグランス業界で最高峰のクリエイティブディレクターの1人です。彼女のキャリアすべてを通して、真にインパクトを持った香水の誕生に情熱をかたむけていました。 ある日 母に会いに行き、ナチュラルな原料のみを用いて 私たちが伝えたいストーリーをもった香りを創れないか尋ねました。ナチュラルなフレグランスがトレンドだったからでは決してなく、ナチュラルな原料には何かユニークなものがあると本当に信じていたからです。ナチュラルなものは人の心に触れます、人工的なものはではそうはなりません。 原料調達とノウハウの修得に2年近くかかりました。 やっと創り上げた最初の香水を嗅いだとき、私たちは〈ORMAIE〉を創設する必要があると悟ったのです。

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-"オールナチュラル"なフレグランスのアイディアはどこから来たのでしょうか?


私たちのストーリーをもっとも美しい方法でお伝えするには、素晴らしい原料について語ることです。 自然には本当にユニークなものがあります。植物が育つ時間、栽培、蒸留、フレグランスを創るときにそれらがお互いに反応すること。 植物を扱うそれらの工程すべてとそれによって起こることを許容できれば、原料へのソウルを築けることでしょう。私は皆様が〈ORMAIE〉のフレグランスコレクションから何かを感じてもらえることを望んでいます


-"オールナチュラル"なフレグランスとはどういうものでしょうか。どう定義されていますか?


私たちにとって、それはとても正直でまっすぐなことです。私たちは 花、モス、ウッドなどの自然からの原料のみを使用しています。エッセンシャルオイルやコンクリート(ワックス)、アブソリュート(精油)を得るため、私たちが使用するさまざまな匂いを抽出するプロセスは類い稀なものがあります。数種の原料から香りを抽出すると、まったく違った香りが生まれ、植物がフレグランスに異なった効果をもたらすことができるのです。
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-最近よく耳にする"ビーガンフレグランス"との違いはありますか?


ビーガンは動物由来の原料を含まないという意味ですが、100%ナチュラルという意味ではありません。 〈ORMAIE〉のフレグランスは、100%ナチュラルで、動物由来の成分は使用していません。

-ブランドの名前〈ORMAIE〉の由来を教えてください。


〈ORMAIE〉とはフランス語でニレの木という意味です。そして〈ORMAIE〉は私たちがニレの木を植えている場所なのです。 フランスにはかつて多くのニレの木がありましたが、最近では少しずつ減少しています。〈ORMAIE〉の理念は失われつつあるノウハウを創造することでした。また、私が幼少期を過ごした祖父の家の庭にもニレの木がありました。

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-印象的で素敵なボトルデザインのインスピレーションはどこからでしょうか?


私は、母がたくさんの香水瓶をインテリアデコレーションのオブジェとして所有していたことを覚えています。その当時にもどると、香水瓶は、表には出ない偉大なデザイナーによるアートでした。私はそのことを再発見したかったのです。バスルームに置いておくのではなく、リビングルームやアーティストのアトリエにまで、そこが〈ORMAIE〉のあるべき場所のようにしっくりと収まるような香水瓶を望みました。今では友人となったJade Lombard氏と創作に取り掛かりました。私は、ブランクーシや20世紀後半のデザイナーが好きです。Jadeは、中でもジャン ポール グードがお気に入りです。 これらが、ボトルデザインのインスピレーションです。そしてボトルデザインのディテールはフレグランスのストーリーとリンクしています。グラスボトルは12面にカットされており、時計と制作にかかる時間を思い起こさせます。ウッドは手作業で研磨され、紙は1960年代の古いハイデルベルク印刷機で印刷されています。皆様が私たちと同じようにオブジェクトを気に入って頂けたことを嬉しく思います。 どこかの家の暖炉や居間のテーブルでそのオブジェを見る事ができたなら喜ばしい事です。

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-パッケージデザインへのこだわりを教えて下さい。


アーティスティックなディテールのすべてにおいて、クオリティとサスティナビリティはわたしたちにとってとても重要です。 デザイン画が完成すると、それに対して私たちは一切の妥協をしません。 確かな原材料を調達してくれる職人と制作に取り掛かります。 フランス語で「良い」という意味の ≪bon≫「美しい」という意味の≪beau≫はとても近い言葉です。 美しいものを創るときに、それが良くないということはありえません。 ガラスは再生エネルギーのみを使って製造しているガラスメーカーのものです。紙はイタリアのもので、一部はリサイクル材です。印刷はパリで。キャップに使用している木材は倫理的に管理された森からのもの。 ハンドポリッシュで仕上げています。 製品の完成までにはとても長い時間がかかりました。例えば、キャップの色にふさわしい黄色を選ぶのに、何百回もの試作をかさね 1か月もの時間を費やしたほどです。

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-香りのインスピレーションはどこから来ますか?


住んでいたところや、私にとって大切な人々の思い出から来ています。 クリエイションは、とてもパーソナルなことや、誠実なことからうまれるべきだと考えています。あなたに関することやあなたが知っていることを話そうとするとき、それは人々の心に響くはずです。

-どのように香水をクリエイションしているのですか?


それはいつも私が語りたいストーリーから始まります。 生きていた瞬間、記憶に残っているだれか。そのストーリーを母に伝えます。同じ香りを嗅いできたことや、思い出を共有している母と一緒の働くことは、素晴らしいことです。 「夏に シャッターのペンキ塗りをした後のおばあちゃんの家のキッチンのにおいがあるでしょ」と母に伝えることができます。そして母は、それが何のことか完璧にわかっているのです。 その後、母は複数の調香師と協業を始めます。よりテクニカルな調香師、経験豊かな調香師、より良い原材料について知識のある調香師などです。思い描いたものを創るのに2年かかることもあります。 ナチュラルなものを扱うのには時間がかかります。誇りに思えないものは、発表したくなかったのです。

-香りと服のコーディネイトのおすすめがあれば教えてください


とても興味深いですね。 もちろん、香りと服は異なったことなのですが、選んでみましょう。
「Le Brumes」 リネンのイタリアンシャツに、女性ならシルクのパンツ、男性ならデニム
「28℃」 〈Jacquemus〉のドレス、男性なら〈Jacquemus〉のシャツ、夏のすべて
「Papier Carbone」 女性も男性も90年代の〈Ralph Lauren〉のルック
「Le Passant」 デニムか〈ISSEI MIYAKE〉のパンツに、完璧にアイロンされたシャツ
「Yvonne」 美しいフラワープリントのドレス
「L'Ivrée bleue,」女性にはセクシーな 〈Alaya〉のドレス、男性には完璧な仕立てのダークスーツ
「Toi Toi Toi」 オールホワイトのコーディネイトが、この香りの暗さと調和するはず
 
 
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YVONNE(イヴォンヌ)

彼女は素晴らしくフェミニンなフレグランスをまとっていた
赤い果実に覆われた優しいローズの香り
クラシックフェミニンなフレグランスへのモダンなオマージュ
赤い果実の香りが、ローズとサイプレスのノートを輝かせる

TOP NOTE : ブラックカラント、グレープフルーツ、ベルガモット、マリーゴールド、ピンクペッパー
MIDDLE NOTE : ローズ、ピーチ、ジャスミン
BOTTOM NOTE : バニラ、サンダルウッド、パチョリ、ベンゾイン、トンカ

 
 
 
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PAPIE CARBONE(パピエ カルボン)

私はリコリスが好きでした
木製の本棚に並べられた小説のページ
子供時代の思い出
学校での紙類、図書室の木材、子供のころ大好きだったリコリス
忘れられない、心地よい思い出

TOP NOTE : コーヒー、スターアニス、ベルガモット、カルダモン
MIDDLE NOTE : セージ、ラベンダー、コリアンダー、ナツメグ
BOTTOM NOTE : パチュリ、アンブレット、ベチバー、グアヤク

 
 
 
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28℃(ヴァンユイット ドュグレ セルシユス)

とても暖かい なんだろう
ホワイトフラワー 太陽
夏の散歩を彷彿とさせる、ソーラーノート
ホワイトフラワー、モノイ、シアバター、熱波のような、ホリデーの香り

TOP NOTE : レモン、マンダリン、ベルガモット、ピンクペッパー
MIDDLE NOTE : ローズ、オレンジブロッサム、ジャスミンサンバック、チュベローズ
BOTTOM NOTE : サンダルウッド、バニラ、ヘリクリサム

 
 
 
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LES BRUMES(レ・ブリュム)

オレンジの果樹園での朝
シトラスとウッドの香りをふくんだ朝露
果樹園の朝の思い出
シトラスツリーや森に霧がかかる瞬間をとらえた香り

TOP NOTE : レモン、マンダリン、ベルガモット、ジンジャー
MIDDLE NOTE : カルダモン、セージ、ジャスミン、チュベローズ
BOTTOM NOTE : シダー、サンダルウッド、ベチバー、マテ茶

 
 
 
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L'IVRÉE BLEUE(リブレ ブルー)

ダークエキゾティズム
バニラとラムのジャングル
アイリスとバイオレットの狂気
陶酔にいざなうような香り
ゴーギャンのエキゾティズムやルソーの描いたジャングルを思い起こさせる
ダークバニラとラムが荒々しい官能に溶けこんでゆく

TOP NOTE : ラム、マンダリン、リリー
MIDDLE NOTE : バイオレット、アイリス
BOTTOM NOTE : パチュリ、バニラ、ベンゾイン、カカオ

 
 
 
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TOÏ TOÏ TOÏ(トイ トイ トイ)

彼女はダンスシューズ履き、滑り止めの松やにを踏む
ミステリアスな香り
ウッドフロアー
TOÏ TOÏ TOÏは、ダンサーがステージに上がる前、パフォーマンスが成功するように唱えるおまじないのドイツ語 ステージの磨かれたウッドフロアーとダンサーの松やにを踏んだバレエシューズを思い起こさせる

TOP NOTE : インセンス、ブラックペッパー
MIDDLE NOTE : シダー、サンダルウッド、パチュリ
BOTTOM NOTE : ベチバー、バニラ、ナガルモタ(シプリオール)

 
 
 
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LE PASSANT(ル パッサン)

彼はほんのひと時あらわれ、そして去ってゆく
香水の香りを残して
ラベンダー、アンブレット
男性の香水へのオマージュ
繊細なマスキュリニティ
カリスマ的なラベンダー

TOP NOTE : ベルガモット、ラベンダー、マリーゴールド
MIDDLE NOTE : ラベンダー
BOTTOM NOTE : バニラ、アミリス、トンカ

 

-日本の皆様にメッセージをお願いします。


日本のカルチャーが大好きです。私が信じているノウハウを大切にしている人々が日本にはたくさんいらっしゃいます。 学び、創造することには時間がかかることへの理解、細部にこだわり、常に向上することへの理解があります。 日本には世界でも最高峰の職人技が存在することに、私はしばしば感動させられます。〈TOMORROWLAND〉と共に日本で〈ORMAIE〉をご紹介できることに、とてもうれしく思うと同時に、身の引き締まる思いです。日本の方々が〈ORMAIE〉の香水を気に入ってくれることは、私にとってとても意味のあることです。それは、ノウハウと洗練に対して素晴らしい理解のある人々に、私たちのクリエイションが響いたということだからです。







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トゥモローランド 渋谷本店、京都BAL店では新規フレグランスブランド
〈ORMAIE〉を9月2日(木)から発売するにあたり、POP UPを開催いたします。

詳しくはこちらをご覧ください







INTRODUCER

TOMORROWLAND
バイヤー 増田朋子

雑貨やコスメのバイヤーを担当。
世界中の雑貨やコスメブランドを知り尽くし、探究しています。
休日はもっぱらアクティブ。趣味は相撲観戦。

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