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Staff Column

2011.12.01

HUT-up

その昔、某メンズショップで売られていたフェルトのカーディガンジャケットがあり、めちゃめちゃカッコ良いけど高いんだよな~、なんて思いながらその隣にあったベストを買ったのが知ったきっかけです。
フェルトというとどうしてもほっこりとしたイメージがありましたが、この時見たものは色も黒とグレーのみで、ちょっと暗い店内イメージと相まって何とも言えない良い雰囲気が出ていました。

〈HUT up〉って何て読むのかももちろん分からなかったですし(フットアップと読みます)、まったく知らないブランドでしたので、調べてみたらドイツのフェルトブランドでした。
完全に忘れていたのですが、ベルリンに出張に行った時にたまたま「Heckmann Höfe」というベルリンのインディペンデントなショップが入っている商業施設を訪れた時に偶然見つけました。
ここはショップ兼ショールームの機能を持った1階と、工房を2階に設けた構成になっていて写真は1階です。
2階を撮らせて欲しいと言ったのですがやんわり断られました。
本当に偶然見つけたので、その時はまずは自己紹介と、今後何かやらせて欲しいということを伝えて終わりました。

そのデザイナーのChristinaがParisに出展するということでその時にアポイントを入れて打ち合わせをしました。
大きなところには元々出展したくなかったようで、本当に小さなショールームでやっていました。
2012SSの仕込みも先日行ったParisで行ってきましたが、その時のショールームも本当に良い感じでした。

基本的にはウィメンズブランドのようで、某メンズショップで見たものはウィメンズコレクションの中からメンズに落とせそうなやつだけ抜いていったようです。
そんなわけで、今シーズンのコレクションはトゥモローランドの完全別注です。
形から全部絵型を起こし、1から作っています。

フェルトの温かみは残しつつ、ほっこりさせすぎないようにと言うことと、あくまで男が持てる物をと言うことでまずはスタンダードなL.L.Beanのトートバッグをイメージしたバッグを1型。
そしてその色を生かしたストールとハットをそれぞれ作りました。

これはなかなかのプライスです。
その理由としては、フェルトは作るアイテムによってその作業場というかスタンドのようなものを一から作らなければならず、その部分のコストが単純に反映されます。
ハットも金型から作っています。
さらに2階の工房で1点ずつ作らなければならず、そうした部分で結構値段が上がってしまいました。
今までのフェルトのイメージを良い意味で裏切る洗練されたブランドです。
ぜひ!

・ショップ。

・アトリエのある2階への階段。行けず。

・この丸いバッグがかわいかったです。他にも人形がいっぱい。

・Heckmann Hofe(ヘックマンホーフ)入り口。スタジオやらアートスペースも。

・ルミネ有楽町店でのディスプレイ。

HUT up Official Site


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