2020.05.11 / FOCUS

Side B - the essence of tomorrowland -
Chapter.1
「Visiting Old / Learn New」

M_FCS_0505_WEBmain.jpg

Side B - the essence of tomorrowland -



すべての物事には多角的な側面があります。
それはコインの裏表のように、不可分な関係性を持っているもの。
分かりやすい部分をA面とするなら、深堀りしたり、一見すると見過ごしてしまいがちなのがB面。
本項ではそんな「Side B」にフォーカスしていきます。


Visiting Old / Learn New



故きを温ねて新しきを知る。
それは昔のことを研究して、そこから新しい知識や道理を見つけ出すこと。
トゥモローランドスタッフによる温故知新を語ってもらいました。







Vol.4

「J.M. WESTON」





神谷さん.jpg 神谷真太郎
TOMORROWLAND メンズバイヤー

名古屋ラシック店、丸の内店での販売を経て現職のバイヤーに。ドレスクロージングの第一人者だが、カジュアルセクションも兼務しており、トレンドを俯瞰したバイイングに定評がある。
instagram:@kamiyashintaro

focus_m_vol4_001.jpg

「懐の深いユーティリティプレーヤー」



今日は〈J.M. WESTON〉を持ってきました。ありがたいことに、この靴について取材を受けさせていただく機会も多く、その度に「コンバースみたいなもの」ということを良く言っている気がします。外連味でそういう表現をしているのではなく、何足か履き込んでみて改めてそう感じるようになってきました。本当に守備範囲の広い万能選手で、色々な絵を描けるキャンバスのような存在だなと。もちろん、そこに至るまでは僕なりの紆余曲折がありました。最初に発奮して購入した一足は思い出深いですね。定石通り、パツパツのサイズを選びましたが痛くて仕方なかった...。途中で断念して脱ぎましたから半日も持たなかったです。25歳の時に一念発起してオーダーメイドでリザードのローファーを手に入れた時はサイズもちゃんと見直し、納得のできるものが仕上がってきました。ハーフサイズアップしたのが奏功して非常に馴染みやすかったですね。今でも現役で活躍してくれています。とかくエグくなりがちなエキゾチックレザーを使っていても下品にならない懐の深さは、やはりここならではの魅力だと思います。

focus_m_005.jpg

「TPOに合わせたスタイリングに対応してくれる」


トレンドの移ろいというのはありますが、トゥモローランドが持つ軸というのは不変で、どんな時も〈J.M.WESTON〉は足元にあって当然というほどの親和性があるのではないでしょうか。特に継続してずっと展開している「180ローファー」と「ゴルフ」という2型に関しては、言わずもがなのマッチングになっています。僕のファッションに対するスタートって〈Ralph Lauren〉から始まっているのですが、そこから裏原カルチャーに代表されるストリートを経て、〈Dior〉などのイタリア系に傾倒していった遍歴があります。現職であるバイヤーになる前にはドレススタイルを叩き込まれたこともあり、スタイリングの幅というものが自然と身についたのは非常に幸運なことでした。いわゆるミックスド感覚と呼ばれるスタンスや、変な固定概念バイアスを通さずにモノやスタイルを見るのに役立っていますので。ファッションは自由ですからね。良いも悪いも一通り見てきたからこそサジ加減や自分らしさみたいなものが理解できるようになってきた気がします。自由というのは何やってもいいという訳ではなく、「どこに行くのか」や「誰と会うのか」といったTPOへの対応が欠かせません。そこの部分はスタイリングを考える際にも勘案するようにしています。大きくセグメントするとカジュアルとドレスの範疇でどう組み合わせるのかというのがセオリーかとは思いますが、〈J.M.WESTON〉はどちらにも過不足なく馴染んでくれます。かっちりしたい時も攻める時も絶妙な存在感で締めてくれるので、ついつい選んでしまうことも少なくありません。

focus_m_0003_vol4.jpg

「真面目なベースに柔軟なマインド」


こういったレザーシューズってどうしてもアッパーな人向けのものという印象が拭えないですよね。そんな方にこそ〈J.M. WESTON〉を履いてもらいたいと常々感じています。当たり前ですけどクオリティの高さがとんでもないです。製法や工程などは検索すればいくらでも出てくるので興味のある方はぜひ。もちろん、一見すると高額な部類に入るかと思いますが、以後の人生でどれだけ着用できるのかという視点で捉えると逆にお買い得なんです。基本的なケアだけでも普通にしていれば最低20年は持ちますので。アイデンティティのあるモノ作りをしている部分も心の琴線に触れます。プライドやポリシーの芯がまったくブレないですね。実に実直で真面目なのですが、やはりナチュラルにおフランスのエスプリが効いているように感じます。個人的には何よりも、そういった質実剛健だけでない洗練されたファッション感が滲み出ている点が魅力です。



以前にトランクショーを開催した時に先方が「THE SHOE」というショートムービーを用意してくれました。その中で主役っぽい男がガールフレンドの親父が持っているクロコのローファーをくすねてスケボーするんですけど、そのシーンが素直に格好いいなと感じたのを覚えています。すでにブランドバリューも権威もある中でそういった遊び心の視点やバランスを持っているのって柔軟なマインドがないと無理ですからね。今はカジュアルスタイルに合わせるのが自分の中では気分になっています。オーバーサイズが人気の中、ワイドパンツに「180ローファー」なんかがエレガントだなと。モカシン部分からのトゥの立ち具合が他ブランドとはやっぱり違いますよ。たかが靴、されど靴ならバランスが抜群の〈J.M. WESTON〉が一番。過剰に気負わずスリッポンのスニーカーのように履いてもらえれば、その圧倒的なアドバンテージに気付いていただけると思います。


J.M. WESTON





〈J.M. WESTON〉の商品はこちらからご覧いただけます。

focus_m_006.jpg





OTHER ARTICLE



M_FCS_0421_WEBmain (2).jpg
Vol.1「ARCHIVE FIT SHIRT」

M_FCS_0428_WEBmain.jpg
Vol.2「LINEN POLYESTER KERSEY SET UP」

M_FCS_0512_WEBmain.jpg
Vol.3「AETA BRIEF BASKET」

M_FCS_0505_WEBmain.jpg
Vol.4「J.M. WESTON」



focus_m_0519_main.jpg
Vol.5「TOMORROWLAND PANTS」



M_FCS_0526_WEBmain.jpg
Vol.6「Alden」










ecbanner_0407.jpg

BACK

RECENT ARTICLE